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鋼鉄のやわらかい 砂のうえの 歯がゆく 繊細な 触れ得ぬ コンクリートに 黄色い 線上の 忙しなく 些細な 歩く 情報に まだら模様の 白い 剣先に 鈍い

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珈琲のカップにミルクを注ぐ 円錐の底面の縁の上に 内側に向かって座っている少年の顔に覗く空漠の笑顔の中に 白い正四面体は完成する 頭上から鋭い鉄の棒が正四面体を貫き 輪郭は解けて液体となって零れる 夜空を剥がせば 青空に放たれた粒子に反射したる光…